第11回「黄禧晶(ファン・ヒジョン)個展」

9月11日~9月17日、ギャラリー風
 今回は、「わが心に共存する光と闇の世界」というテーマで、
花弁、水の波動、子供などをモチーフにした抽象作品(アクリル、木炭、鉛筆など使用)が十点あまり展示されました。
 ファン氏は、ソウルの大学で修士課程を修了後、日本に留学。二〇〇七年、九州産業大学博士課程で博士号取得。その時の博士論文は、「カオスからの離脱」でした。現在、九州産業大学造形短期大学部准教授として、学生たちの絵画指導に携われています。福岡に住んで十七年、作品制作において「自己分析」という一貫した思想を持ち、自己の内面世界を鋭く見つめ続ける誠実な画家です。

会員個展 山情水趣 姚明氏が 水墨画展

水墨画家の姚明氏(第6部会)=福岡市東区在住=の個展が開かれている。福岡市中央区天神、ギャラリー「風」で、5月28日まで。

姚明氏は中国・内モンゴル省の出身。1993年に日本に留学し福岡教育大学で美術を学んだ。現在は同大非常勤講師の傍ら、中国広西省師範大学客員教授、福岡朝日カルチャーセンターなどで水墨画の講師を務めている。

『墨彩江南』は、揚子江に旅したスケッチを元にした連作。技巧に凝らず見たままの印象を素直に作画した。個展のタイトルにもした『山情水趣』(写真)は、水墨画の伝統を踏まえ遠くには峩々たる山脈も描かれているが、巨樹の下に農具を持った二人の青年が描かれている。寒山拾得のような伝統的素材を離れて姚明氏が独自の世界を切り開こうとする意欲作だ。

『賀春』は西日本新聞社の今年の元旦号の福岡文化連盟の紙面に掲載した鶏図。愛らしい親子の鶏が群れる。(井)

第52回福岡・ロータリー美術展に 筒井勝美さんが出品

4月25日から第52回福岡・ロータリー美術展が、福岡市天神新天町の村岡屋ギャラリーで開催され、第6部会の筒井勝美さんが作品「澄んだ目をした美大生」を出品した。筒井さんは多忙のため暫く作品の制作から遠のいていたが、今回の展覧会を機に約3年ぶりに筆を取り以前描ていた作品に筆を加えた。苦心したのはモデルのバランスと肌の色で、特に顔は何度もやり直したそうだ。他には、賛助会員のピエトロ前社長である故村田邦彦さんの油彩と陶芸作品も出品されている。

 

筑前琵琶いちごいちえみ ミニライブを開く

筑前琵琶奏者で本会会員の東旭秀さんが8日、筑前琵琶いちごいちえみミニライブを開いた。筑前琵琶恵美企画の主催。会場の福岡市東区、「箱崎水族館喫茶室」には井上澄和・福岡県春日市長など約50人の愛好者が集まって伝統の音色に聞き入った。

この日のミニライブは「荒津の舞」(中村旭園さんが構成)を東旭秀さんと椿由加里さんが演奏し、絵手紙作家の西村瑞枝氏の絵も加わって天平時代の荒津へ誘った。次には「ああ、野村望東尼・姫島より」(中村旭園さん作曲)、「吉野山懐古」(三世橘旭翁作曲)などが演奏された。また、特別ゲストとして熊本旭会会長の小島旭實氏が「未練西行」(三世橘旭翁作曲)を賛助演奏。最後に東旭秀さんが「花の白虎隊」(吾妻江風作曲)演奏してミニライブを締めくくった。

ミニライブは2014年にスタート。箱崎水族館喫茶室を会場にライブを続けて今回が11回目。野村望東尼に関する曲を演奏する際には、望東尼が暮らした平尾山荘(福岡市中央区)や流刑された姫島(福岡県前原市)などでも実施している。